□雫音さんプロット

仮 第1話 (著:坂元)

※誤字・脱字は多めです。発見次第ご連絡ください

   SE:爆発音

 

王様「な、何事だ?」

兵士「こ、国王様!!報告です。姫様が……姫様がまた脱走されました!!」

王様「またか!!」

兵士「ただいま城内の者が捜索しておりますが、城内の各地で煙が立ち込め、

   要所には閃光を発生するトラップが仕掛けられてまして、恐らくは姫の魔法による撹乱かと……」

王様「あぁぁぁぁ……それで姫の足取りは?」

兵士「それが、何分姫の用意が周到でして……」

王様「あのじゃじゃ馬娘が!!騎士は?騎士はどうしたのだ?」

兵士「騎士はすでに姫を追っております!!」

王様「見合いを直前に何を考えてるんだ、あの娘は!!」

兵士「それが姫の部屋にこのような書き置きが……」

 

姫N「自分より強い男でなければ結婚したくないの!!だから旅に出てきます~ 

   追伸、どうせ追ってくる騎士に私の旅支度持たせてね!!よろしく~」

 

王様「あの、バカ者がぁ~~」

 

   OP

 

 

   SE:馬車の音

   遠くから爆発音が聞こえる

 

姫 「始まった、始まった~♪」

貴族「何事じゃ?」

付人「どうやら城内からのようです」

姫 (げっ!!ゲス貴族!!バレないようにしないと…)

貴族「またあのじゃじゃ馬姫の仕業か?」

付人「そのようで」

貴族「全く、見た目だけは美しい姫だが中身がアレでは国王陛下もご苦労様が耐えないの~」

付人「左様ですな」

姫 (見た目だけって何よ!!この)

貴族「まぁ、見た目が美しくても胸がアレではなぁ~」

姫 (きぃぃぃぃぃ!!!!こんな状態じゃなければ吹き飛ばしてやってるのに!!!!)

詩人「あぁ!!!!」

姫 「っ!!!」

詩人「あ、あなたは……」

姫 (え?え?何何?まさか私の正体ばれちゃった!?どうしよう……あっでもそうなったらあの貴族を吹き飛ばせ……)

 

詩人「美しい……」

姫 「……へ?」

詩人「なんと美しい女性なんだ……私は貴女のような美しい方と会ったことはない。」

姫 「あ、ありがとうございます。お気持ちは嬉しいんですが~」

詩人「是非私に貴女のお名前を」

姫 「名前はちょっと……」

詩人「ん?あぁ、失礼お嬢ちゃん。お嬢ちゃんではないんだよ、私がお名前聞きたいのは。」

姫 「へ?」

詩人「お嬢さんもとても魅力的だけど、私はこちらのレディーのように大人の女性が好みでね、

   残念だけどお譲ちゃんと遊んであげるわけにはいかないんだよ。我慢してくれ。」

姫 「お、お譲……ちゃん?」

詩人「あぁ!!!!しかし、お譲ちゃんには罪はないんだ!!

   こんな幼いお嬢ちゃんまで惑わしてしまう、私のこの!!美しさが罪!!!!

   お譲ちゃん。もう少し大人になったらまた、お会いしよう~」

姫 「は……ははは……」

詩人「そうだな、もう少しそのささやかな胸が大きくなったら会いにきておくれ。」

姫 「ぶっ飛ば……」

 

   SE:殴る音

 

詩人「へぶし!!!」

姫 「すぅ……へ?」

魔法「あら?失礼~♪でもあんまりにも失礼な態度だからつい手がでちゃったの~♪ごめんなさ~い」

詩人「おごごごごご……」

魔法「そ・れ・と・も~……ぶっ飛ばされたい?」

詩人「ご、ごべんだざい……」

魔法「あらぁ~理解が早い人ってアタシ、好・き・よ。」

詩人「っ!!!!はひ」

魔法「あっ!!ごめんなさいね~貴女が殴りたかったんでしょうけど、その前に手出しちゃって。」

姫 「い、いえ…大丈夫です」

魔法「まったく男って見る目無いですよね~こんな素敵な女性をお譲ちゃんだなんて。」

姫 「そんな……ありがとうございます。」

魔法「とんでもない。当然のことをしたまでですよ~♪さて、初めまして!!私は[魔法使い]。

   えっと……なんてお呼びすればいいかしら?」

姫 「えっ?あっ……私は[姫本名]っ!!!……[姫偽名]といいます」

魔法「ふぅ~ん……[姫偽名]ちゃんね!!よろしくね、[姫偽名]ちゃん!!」

姫 「は、はい。よろしくお願いします。[魔法使い]さん」

魔法「[魔法使い]でいいわよん!!その代わり私も[姫偽名]って呼んでいいかしら?」

姫 「えっ、えぇ。いいですよ。[魔法使い]」

魔法「もぉ~敬語なんてなしなし~友達と話すみたいに普通に話して。ね?」

姫 「あっ……うん。よろしく[魔法使い]。」

魔法「よろしくね、[姫偽名]。ところで[姫偽名]はどこまでいくのかしら?」

姫 「あぁ~特には決めてないんだけど……」

 

   SE:ガタン!!

   SE:馬の鳴き声

 

姫 「きゃぁ!!」

魔法「おっと、大丈夫?」

詩人「ぐへっ!!!」

付人「[貴族]様、ご無事ですか?」

貴族「な、何事じゃ!!」

 

盗賊「よぉ~し、全員動くな!!!!俺が用があるのは一人だけだ。抵抗しなきゃ危害はくわえねぇ」

付人「あいつは!![盗賊]!!!」

盗賊「[貴族]卿!!出て来いよ~この馬車にお前が乗ってるのは分かってんだ。

   それともシャイなのか?それじゃ、お迎えにあがんねぇとなぁ~」

姫 「[盗賊]?」

魔法「最近うわさの盗賊よ。」

姫 「盗賊?」

盗賊「お邪魔するぜ~。おぉ~いたいた。初めまして、[貴族]さんよ。俺は[盗賊]ってんだ。

   よろしく頼むぜっ!!……と。手の早ぇのがいるな~女に嫌われるぞ?」

付人「[貴族]様、お下がりください!!ここは私がはっ!!!……ぐふ」

貴族「[手下]!!」

盗賊「あらあら、もうお寝んねかい?だらしねぇなぁ~」

付人「つ、強い……[貴族]様お逃げください……」

盗賊「おいおい、つれねぇ~なぁ。もうちょっと付き合ってくれよ。楽しませてやるからさ~」

貴族「ち、近寄るな!!!!そ、そうだ!!そこの女、こいつを何とかしろ!!何とかしてくれたら、褒美を出してやる!!」

 

   SE:ナイフが刺さる音

 

貴族「ひぃぃぃ!!!!」

盗賊「浮気はよくねぇぜ、[貴族]さんよ。大丈夫、俺がちゃ~んと構ってやってるからよ!!」

貴族「ぐ……ぐるしぃ…だずけてくれ……」

手下「お頭!!ありやしたぜ!!すげぇ~金額だ。」

盗賊「よぉし。[貴族]さんよ~俺はあんたのことが大好きなんだ。だが、どうやら俺の愛は重すぎるらしくってな~

   このままだとあんたを殺しかねない。」

手下「がはははは~」

貴族「や、やめてくれ……」

盗賊「そうか~じゃあ、悲しいが俺らはお別れだな。」

手下「お頭フラレちまいましたね~~」

盗賊「だが、俺の心の傷はこのままじゃ癒えない。だから、手切れ金を払ってくれよ。

   なぁ~に、大したことはねぇよ。

   今、あんたのが持ってる全財産で手を打とう!!安いだろう?」

貴族「ば、ばかな!!あの金はワシの……」

盗賊「大丈夫だろ、あんたなら。何せ貴族様だもんなぁ~しかも、商人から一代で成り上がったんだ。

   また稼げばいいだろう?」

貴族「ぐ……ここまでくるのに、どれだけワシが苦労したと思ってるぅ…ぐ!!!」

盗賊「そう……ご苦労様だったな。だが、お前のその苦労のために、どれだけの人間が苦渋を飲んだか知ってるか?」

貴族「ぐ、ぐるしい……」

盗賊「これは俺の奢りだ。飲んでくれよ、同じ苦汁をよ。」

貴族「ぐぐぅぅぅ…」

姫 「ちょっとあんた、やめなさい!!そいつ、死んじゃうわよ!!」

魔法「え?[盗賊]!?」

盗賊「あぁ~すまねぇな、不便かけちまって。だが邪魔しないでくれ。これは俺の仕事だ。」

貴族「だ、だずげで…ぐれ…」

姫 「なんの事情があるか知らないけど、それ以上やるなら私が相手をしてあげる!!」

盗賊「………邪魔をするな。邪魔をしなければ手出しはしない。」

魔法「やめときましょ?あちらもあぁ言ってることだし~」

姫 「あら、私が怖いの?」

魔法「あらら……」

盗賊「…俺はお嬢さんみたいな可愛い子は傷つけたくねぇ。」

姫 「できるかしら?」

盗賊「できるさ」

姫 「じゃ、証明してみなさい!!!」

 

   SE:何かを投げる音

   SE:破裂音

 

盗賊「何!!閃光弾!!」

 

   SE:スモーク音

 

盗賊「今度は煙だと!!見えん」

 

   SE:爆発音

 

盗賊「ぐはぁ!!くそ、爆弾か!!!!」

姫 「さぁ、どんどん行くわよ!!!!」

 

   SE:爆発音×数回

 

盗賊「くそ!!どこにこんな数の爆弾を……ぐはぁ!!」

姫 「もう終わり?だらしないわねっ!!」

 

   SE:爆発音

 

盗賊「ぐはぁ~」

 

   SE:ヒール音

 

姫 「どうかしら?私の力は」

盗賊「く、くそ……どこにこんな量の爆弾を隠してたんだ…」

姫 「隠してないわよ~作ったの」

盗賊「な、何?」

姫 「私の家系は代々生成魔法が得意でね~、魔法で何かを生成することができるの。」

盗賊「生成、魔法だと……」

姫 「そう。生成できるモノは限られてるけど、魔力が続く限り無限に生成できるわ。

   私の場合はば・く・だ・ん。」

盗賊「ま、待て!!この国で生成魔法なんてできるのは王族だけのはず……ま、まさか。あんたは」

姫 「まったく。お忍びで家出をしたってのに、こんなところで正体を明かすことになるなんて。

   どうしてくれるのよ!!」

盗賊「どうしてくれるって……」

姫 「まぁいいわ。こいつに恨みがあるんでしょうけど、私に免じてこんなこともうやめなさい?」

盗賊「どういう……つもりだ?」

姫 「今回は見逃してあげるって言ってるの。でもその代わり、私を連れてって!!」

盗賊「……はぁ?」

姫 「あなたのせいで馬車を引いていた馬がどっかに行ってしまったのよ。

   だから国境まででいいから私を連れて行って。」

盗賊「いや、馬はあんたのその爆弾におびえて…」

姫 「細かいことはいいの!!それとももう一発くらいたい?」

盗賊「………くくく、あはははは~~」

姫 「???な、何よ?」

盗賊「いや、すまない。まさかこの国のお姫様に、こんなこと言われるとは思わなくてな。」

姫 「し、仕方ないじゃない!!で、どうするの?」

盗賊「わかった。降参だ。連れて行くよ」

姫 「よし!!物分りがいいじゃない~」

盗賊「だが、条件がある。」

姫 「条件?」

盗賊「あぁ。あんたの旅に俺も連れて行ってくれ」

姫 「……はぁ!?」

盗賊「実はあんたのことは前から良いなって思ってたんだ。王族なのに飾らないし、威張らないし。」

姫 「あ、ありがとう」

盗賊「何より、好みだ!!」

姫 「……は?」

盗賊「身分が違いすぎるのは分かってる。俺の女になってくれなんて言わない。だからあんたに仕えさせてくれ。」

姫 「え!!ちょっと待ってよ…いきなり仕えたいとか言われても」

魔法「ケホケホケホ…ようやく晴れてきたわね~大丈夫?[姫本名]姫……じゃなかった。[姫偽名]」

姫 「え!!ちょっと、[魔法使い]知ってたの!!」

魔法「勿論~初めて見たときからピーンときてたわよ」

姫 「ちょっと!!分かってたなら早く言ってよ」

魔法「言えるわけないでしょ?[貴族]卿もいるのに『[姫本名]姫~』なんて。ばれたくなかったんでしょ?」

姫 「それは……そうだけど」

魔法「それより、どうするの?どうせ、また家出してきたんでしょうけど追っ手がかかってるんじゃないの?」

姫 「追ってって…」

魔法「こんだけ騒いだらばれてるんじゃない?」

姫 「あぁ~!!!!しまった!!!!!」

魔法「気づかなかったの?案外抜けてるのね」

盗賊「そこらへんが飾らなくていいのさ」

姫 「ど、どうしよう?」

魔法「逃げましょ?」

姫 「でもどこへ?」

盗賊「それなら俺らのアジトへ案内しよう。あそこなら早々ばれない」

魔法「いいわね~義賊○○のアジト!!」

姫 「ん……義賊?」

魔法「あら、知らなかったの?

   こいつ、悪い貴族から財産を巻き上げて、市民に分け与える正義の義賊として大人気ヒーローよ」

盗賊「やめてくれ。俺はあるべきところにあるべきモノを返してるだけさ」

姫 「え?」

魔法「ちなみにあそこでのびてる○○は悪名高い強欲貴族よ~

   税と称して私服を肥やしたり、人攫いまがいのこともしてるとか、悪い噂が耐えないやつでね。

   ようやく天誅を食らわせられたって言うのに、邪魔が入っちゃったわね~」

盗賊「まぁ、いいさ。ヤツはぶちのめせたし、コイツの財宝も手に入ったしな」

姫 「ちょっと……状況が飲み込めないんだけど」

魔法「さぁ!!早く移動しましょ?追っ手が来るわよ」

盗賊「そうだな。こいつの積荷も持っていかないとならんしな」

姫 「え……えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」