□雫音さんプロット

□原案

 雫音

 

□タイトル

 お転婆姫のお見合い中止攻略法(仮)

 

□キャラクター

 ・お姫様(主人公)♀

 ・義賊(ヤンチャ系)♂

 ・姫付きの騎士(正統イケメン)♂

 ・王国所属の傭兵(筋肉ムキムキ)♂

 ・魔法使い(オネェ系)♂

 ・吟遊詩人(勘違い美形)♂

 ・魔王(俺様系)♂

 

□あらすじ

 隣国の王子との結婚を迫られた王女様(主人公)は自分にふさわしい男性を見つけるため

 旅に出ることにした。

 しかし、その過程で

 ヤンチャ系イケメン・オネェ系美女魔道士・正統イケメン・

 筋肉ムキムキ系・勘違い美形系・俺様系……etc

 それぞれのイケメンが王女の婿候補として名乗りを上げる

 そこへ魔王が未来の勇者候補を倒すべくやってくる

 辛くも撃退した面々

 その後撃退した面々をチームに魔王討伐へと冒険は始まるのだった。

 

□キャラクター詳細

 ・お姫様(主人公)♀

    見た目は可愛らしい女の子だが、おしとやかにしてるのが苦手

  剣を振り回したり、趣味の爆弾をつかって爆破させる

  短気で機嫌が悪くなると爆弾を持ち出す

  隣国の王子との婚約話が上がり、

  「結婚相手は自分で決める!!」

  と、城を抜け出してしまった

 

 ・盗賊団の頭領♂

  若く精悍な男前な遊び人な男だが、世を騒がす盗賊団のボス

  身軽な動きとダガー・ナイフを駆使した巧みなアクションを使って

  世間では正体不明の怪盗として名高い

  女性にはもてるが硬派で通っている

  実際はロリ好きで、ドM。

  姫と出会いついていくことに

 

 ・騎士♂

  姫とは幼馴染の姫のお兄ちゃん的存在。

  父親が騎士団長で未来の聖騎士候補と言われる正統派騎士

  性格は温厚で真面目。

  何事にも動じない完璧イケメンだが、姫のことになると人が変わったように

  喜怒哀楽が激しく、姫を悪く言う言葉を聴くと静かに怒る

 

 ・傭兵♂

  筋肉モリモリの大剣使いの傭兵

  騎士とは剣術の大会で対戦してからの付き合いで、お互い認め合う仲

  普段は大雑把で細かい事は気にしないが、豪快な頼りになる兄貴分だが、

  戦いとなると人が変わったように好戦的になり、無鉄砲な一面も。

  また、金をもらえれば何でもする冷徹な一面も

  姫の捜索のため騎士に依頼されて同行している

 

 ・魔法使い♂

  城を抜け出した姫とであった美人のお姉さん

  実は男で姫を極秘に警護する任務を担った密偵

  性格は奔放でイケメンと可愛い女の子には目がない

  戦闘や真面目な時は男言葉に戻るが、ほとんど真面目になることがない。

  

 ・吟遊詩人

  美しい顔とスタイルを持ち、派手な格好をしたイケメン。

  だが、美を追求するために旅をする残念な勘違いイケメン

  美人を見ると口説かないといけないと豪語するほどのナンパ男で、

  女性を口説くためとストーキングするために色々な特技をもっている。

  魔法などの知識も豊富で、100年に一人といわれるほどの才能を持ってるが、

  そのすべてを美の追求と女性を口説くためにしか使っていない、残念ナンパ師。

  補助魔法や回復魔法が得意

  ちなみに唄は下手くそ

  魔法使いのことを女性と思っており、口説く為に旅に同行する。


仮 第1話 (著:坂元)

※誤字・脱字は多めです。発見次第ご連絡ください

   SE:爆発音

 

王様「な、何事だ?」

兵士「こ、国王様!!報告です。姫様が……姫様がまた脱走されました!!」

王様「またか!!」

兵士「ただいま城内の者が捜索しておりますが、城内の各地で煙が立ち込め、

   要所には閃光を発生するトラップが仕掛けられてまして、恐らくは姫の魔法による撹乱かと……」

王様「あぁぁぁぁ……それで姫の足取りは?」

兵士「それが、何分姫の用意が周到でして……」

王様「あのじゃじゃ馬娘が!!騎士は?騎士はどうしたのだ?」

兵士「騎士はすでに姫を追っております!!」

王様「見合いを直前に何を考えてるんだ、あの娘は!!」

兵士「それが姫の部屋にこのような書き置きが……」

 

姫N「自分より強い男でなければ結婚したくないの!!だから旅に出てきます~ 

   追伸、どうせ追ってくる騎士に私の旅支度持たせてね!!よろしく~」

 

王様「あの、バカ者がぁ~~」

 

   OP

 

 

   SE:馬車の音

   遠くから爆発音が聞こえる

 

姫 「始まった、始まった~♪」

貴族「何事じゃ?」

付人「どうやら城内からのようです」

姫 (げっ!!ゲス貴族!!バレないようにしないと…)

貴族「またあのじゃじゃ馬姫の仕業か?」

付人「そのようで」

貴族「全く、見た目だけは美しい姫だが中身がアレでは国王陛下もご苦労様が耐えないの~」

付人「左様ですな」

姫 (見た目だけって何よ!!この)

貴族「まぁ、見た目が美しくても胸がアレではなぁ~」

姫 (きぃぃぃぃぃ!!!!こんな状態じゃなければ吹き飛ばしてやってるのに!!!!)

詩人「あぁ!!!!」

姫 「っ!!!」

詩人「あ、あなたは……」

姫 (え?え?何何?まさか私の正体ばれちゃった!?どうしよう……あっでもそうなったらあの貴族を吹き飛ばせ……)

 

詩人「美しい……」

姫 「……へ?」

詩人「なんと美しい女性なんだ……私は貴女のような美しい方と会ったことはない。」

姫 「あ、ありがとうございます。お気持ちは嬉しいんですが~」

詩人「是非私に貴女のお名前を」

姫 「名前はちょっと……」

詩人「ん?あぁ、失礼お嬢ちゃん。お嬢ちゃんではないんだよ、私がお名前聞きたいのは。」

姫 「へ?」

詩人「お嬢さんもとても魅力的だけど、私はこちらのレディーのように大人の女性が好みでね、

   残念だけどお譲ちゃんと遊んであげるわけにはいかないんだよ。我慢してくれ。」

姫 「お、お譲……ちゃん?」

詩人「あぁ!!!!しかし、お譲ちゃんには罪はないんだ!!

   こんな幼いお嬢ちゃんまで惑わしてしまう、私のこの!!美しさが罪!!!!

   お譲ちゃん。もう少し大人になったらまた、お会いしよう~」

姫 「は……ははは……」

詩人「そうだな、もう少しそのささやかな胸が大きくなったら会いにきておくれ。」

姫 「ぶっ飛ば……」

 

   SE:殴る音

 

詩人「へぶし!!!」

姫 「すぅ……へ?」

魔法「あら?失礼~♪でもあんまりにも失礼な態度だからつい手がでちゃったの~♪ごめんなさ~い」

詩人「おごごごごご……」

魔法「そ・れ・と・も~……ぶっ飛ばされたい?」

詩人「ご、ごべんだざい……」

魔法「あらぁ~理解が早い人ってアタシ、好・き・よ。」

詩人「っ!!!!はひ」

魔法「あっ!!ごめんなさいね~貴女が殴りたかったんでしょうけど、その前に手出しちゃって。」

姫 「い、いえ…大丈夫です」

魔法「まったく男って見る目無いですよね~こんな素敵な女性をお譲ちゃんだなんて。」

姫 「そんな……ありがとうございます。」

魔法「とんでもない。当然のことをしたまでですよ~♪さて、初めまして!!私は[魔法使い]。

   えっと……なんてお呼びすればいいかしら?」

姫 「えっ?あっ……私は[姫本名]っ!!!……[姫偽名]といいます」

魔法「ふぅ~ん……[姫偽名]ちゃんね!!よろしくね、[姫偽名]ちゃん!!」

姫 「は、はい。よろしくお願いします。[魔法使い]さん」

魔法「[魔法使い]でいいわよん!!その代わり私も[姫偽名]って呼んでいいかしら?」

姫 「えっ、えぇ。いいですよ。[魔法使い]」

魔法「もぉ~敬語なんてなしなし~友達と話すみたいに普通に話して。ね?」

姫 「あっ……うん。よろしく[魔法使い]。」

魔法「よろしくね、[姫偽名]。ところで[姫偽名]はどこまでいくのかしら?」

姫 「あぁ~特には決めてないんだけど……」

 

   SE:ガタン!!

   SE:馬の鳴き声

 

姫 「きゃぁ!!」

魔法「おっと、大丈夫?」

詩人「ぐへっ!!!」

付人「[貴族]様、ご無事ですか?」

貴族「な、何事じゃ!!」

 

盗賊「よぉ~し、全員動くな!!!!俺が用があるのは一人だけだ。抵抗しなきゃ危害はくわえねぇ」

付人「あいつは!![盗賊]!!!」

盗賊「[貴族]卿!!出て来いよ~この馬車にお前が乗ってるのは分かってんだ。

   それともシャイなのか?それじゃ、お迎えにあがんねぇとなぁ~」

姫 「[盗賊]?」

魔法「最近うわさの盗賊よ。」

姫 「盗賊?」

盗賊「お邪魔するぜ~。おぉ~いたいた。初めまして、[貴族]さんよ。俺は[盗賊]ってんだ。

   よろしく頼むぜっ!!……と。手の早ぇのがいるな~女に嫌われるぞ?」

付人「[貴族]様、お下がりください!!ここは私がはっ!!!……ぐふ」

貴族「[手下]!!」

盗賊「あらあら、もうお寝んねかい?だらしねぇなぁ~」

付人「つ、強い……[貴族]様お逃げください……」

盗賊「おいおい、つれねぇ~なぁ。もうちょっと付き合ってくれよ。楽しませてやるからさ~」

貴族「ち、近寄るな!!!!そ、そうだ!!そこの女、こいつを何とかしろ!!何とかしてくれたら、褒美を出してやる!!」

 

   SE:ナイフが刺さる音

 

貴族「ひぃぃぃ!!!!」

盗賊「浮気はよくねぇぜ、[貴族]さんよ。大丈夫、俺がちゃ~んと構ってやってるからよ!!」

貴族「ぐ……ぐるしぃ…だずけてくれ……」

手下「お頭!!ありやしたぜ!!すげぇ~金額だ。」

盗賊「よぉし。[貴族]さんよ~俺はあんたのことが大好きなんだ。だが、どうやら俺の愛は重すぎるらしくってな~

   このままだとあんたを殺しかねない。」

手下「がはははは~」

貴族「や、やめてくれ……」

盗賊「そうか~じゃあ、悲しいが俺らはお別れだな。」

手下「お頭フラレちまいましたね~~」

盗賊「だが、俺の心の傷はこのままじゃ癒えない。だから、手切れ金を払ってくれよ。

   なぁ~に、大したことはねぇよ。

   今、あんたのが持ってる全財産で手を打とう!!安いだろう?」

貴族「ば、ばかな!!あの金はワシの……」

盗賊「大丈夫だろ、あんたなら。何せ貴族様だもんなぁ~しかも、商人から一代で成り上がったんだ。

   また稼げばいいだろう?」

貴族「ぐ……ここまでくるのに、どれだけワシが苦労したと思ってるぅ…ぐ!!!」

盗賊「そう……ご苦労様だったな。だが、お前のその苦労のために、どれだけの人間が苦渋を飲んだか知ってるか?」

貴族「ぐ、ぐるしい……」

盗賊「これは俺の奢りだ。飲んでくれよ、同じ苦汁をよ。」

貴族「ぐぐぅぅぅ…」

姫 「ちょっとあんた、やめなさい!!そいつ、死んじゃうわよ!!」

魔法「え?[盗賊]!?」

盗賊「あぁ~すまねぇな、不便かけちまって。だが邪魔しないでくれ。これは俺の仕事だ。」

貴族「だ、だずげで…ぐれ…」

姫 「なんの事情があるか知らないけど、それ以上やるなら私が相手をしてあげる!!」

盗賊「………邪魔をするな。邪魔をしなければ手出しはしない。」

魔法「やめときましょ?あちらもあぁ言ってることだし~」

姫 「あら、私が怖いの?」

魔法「あらら……」

盗賊「…俺はお嬢さんみたいな可愛い子は傷つけたくねぇ。」

姫 「できるかしら?」

盗賊「できるさ」

姫 「じゃ、証明してみなさい!!!」

 

   SE:何かを投げる音

   SE:破裂音

 

盗賊「何!!閃光弾!!」

 

   SE:スモーク音

 

盗賊「今度は煙だと!!見えん」

 

   SE:爆発音

 

盗賊「ぐはぁ!!くそ、爆弾か!!!!」

姫 「さぁ、どんどん行くわよ!!!!」

 

   SE:爆発音×数回

 

盗賊「くそ!!どこにこんな数の爆弾を……ぐはぁ!!」

姫 「もう終わり?だらしないわねっ!!」

 

   SE:爆発音

 

盗賊「ぐはぁ~」

 

   SE:ヒール音

 

姫 「どうかしら?私の力は」

盗賊「く、くそ……どこにこんな量の爆弾を隠してたんだ…」

姫 「隠してないわよ~作ったの」

盗賊「な、何?」

姫 「私の家系は代々生成魔法が得意でね~、魔法で何かを生成することができるの。」

盗賊「生成、魔法だと……」

姫 「そう。生成できるモノは限られてるけど、魔力が続く限り無限に生成できるわ。

   私の場合はば・く・だ・ん。」

盗賊「ま、待て!!この国で生成魔法なんてできるのは王族だけのはず……ま、まさか。あんたは」

姫 「まったく。お忍びで家出をしたってのに、こんなところで正体を明かすことになるなんて。

   どうしてくれるのよ!!」

盗賊「どうしてくれるって……」

姫 「まぁいいわ。こいつに恨みがあるんでしょうけど、私に免じてこんなこともうやめなさい?」

盗賊「どういう……つもりだ?」

姫 「今回は見逃してあげるって言ってるの。でもその代わり、私を連れてって!!」

盗賊「……はぁ?」

姫 「あなたのせいで馬車を引いていた馬がどっかに行ってしまったのよ。

   だから国境まででいいから私を連れて行って。」

盗賊「いや、馬はあんたのその爆弾におびえて…」

姫 「細かいことはいいの!!それとももう一発くらいたい?」

盗賊「………くくく、あはははは~~」

姫 「???な、何よ?」

盗賊「いや、すまない。まさかこの国のお姫様に、こんなこと言われるとは思わなくてな。」

姫 「し、仕方ないじゃない!!で、どうするの?」

盗賊「わかった。降参だ。連れて行くよ」

姫 「よし!!物分りがいいじゃない~」

盗賊「だが、条件がある。」

姫 「条件?」

盗賊「あぁ。あんたの旅に俺も連れて行ってくれ」

姫 「……はぁ!?」

盗賊「実はあんたのことは前から良いなって思ってたんだ。王族なのに飾らないし、威張らないし。」

姫 「あ、ありがとう」

盗賊「何より、好みだ!!」

姫 「……は?」

盗賊「身分が違いすぎるのは分かってる。俺の女になってくれなんて言わない。だからあんたに仕えさせてくれ。」

姫 「え!!ちょっと待ってよ…いきなり仕えたいとか言われても」

魔法「ケホケホケホ…ようやく晴れてきたわね~大丈夫?[姫本名]姫……じゃなかった。[姫偽名]」

姫 「え!!ちょっと、[魔法使い]知ってたの!!」

魔法「勿論~初めて見たときからピーンときてたわよ」

姫 「ちょっと!!分かってたなら早く言ってよ」

魔法「言えるわけないでしょ?[貴族]卿もいるのに『[姫本名]姫~』なんて。ばれたくなかったんでしょ?」

姫 「それは……そうだけど」

魔法「それより、どうするの?どうせ、また家出してきたんでしょうけど追っ手がかかってるんじゃないの?」

姫 「追ってって…」

魔法「こんだけ騒いだらばれてるんじゃない?」

姫 「あぁ~!!!!しまった!!!!!」

魔法「気づかなかったの?案外抜けてるのね」

盗賊「そこらへんが飾らなくていいのさ」

姫 「ど、どうしよう?」

魔法「逃げましょ?」

姫 「でもどこへ?」

盗賊「それなら俺らのアジトへ案内しよう。あそこなら早々ばれない」

魔法「いいわね~義賊○○のアジト!!」

姫 「ん……義賊?」

魔法「あら、知らなかったの?

   こいつ、悪い貴族から財産を巻き上げて、市民に分け与える正義の義賊として大人気ヒーローよ」

盗賊「やめてくれ。俺はあるべきところにあるべきモノを返してるだけさ」

姫 「え?」

魔法「ちなみにあそこでのびてる○○は悪名高い強欲貴族よ~

   税と称して私服を肥やしたり、人攫いまがいのこともしてるとか、悪い噂が耐えないやつでね。

   ようやく天誅を食らわせられたって言うのに、邪魔が入っちゃったわね~」

盗賊「まぁ、いいさ。ヤツはぶちのめせたし、コイツの財宝も手に入ったしな」

姫 「ちょっと……状況が飲み込めないんだけど」

魔法「さぁ!!早く移動しましょ?追っ手が来るわよ」

盗賊「そうだな。こいつの積荷も持っていかないとならんしな」

姫 「え……えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


仮 第2話 (著:坂元)

貴族「[盗賊]だ!!ヤツがいきなり馬車ごと襲って、私の財宝と姫をさらって行ったのだ!!」

騎士「なるほど……では、誘拐と言うことでしょうか?」

貴族「そうだ!!卑劣なヤツは何処からか姫が居られることを嗅ぎつけて、攫っていったのだ!!

   更についでとばかりにワシの財宝まで盗んでいきおったのだ!!」

騎士「分かりました、〇〇卿。まずはお怪我の治療を致しましょう。

   おい、お連れしろ。」

兵士「かしこまりました」

貴族「姫とワシの財宝を頼むぞ~!!卑劣な○○を退治してくれ」

 

傭兵「あの爺さんの言うことどう思う?」

騎士「恐らく○○卿を襲ったところ、たまたま姫様が居合わせて、巻き込まれた……といったところだろう。」

傭兵「だろうな」

騎士「しかし、その後何処に行かれたかが問題だ。そっちの『鈴』はどうなってる?」

傭兵「さぁ?」

 

   傭兵肩をすくめる

 

騎士「手がかりはないということか。」

詩人「あのお嬢さん達の行方が知りたいのかい?」

傭兵「あ?お前さんは?」

詩人「あの場に居たものさ。」

騎士「貴方は姫達の行方をご存知と?」

詩人「あぁ、分かるよ。僕の華麗な特技によってね」

 

 

 

 

ウエイトレス「いらっしゃいませ~今日は何にします~」

女将「あいよ、あがったよ!!」

男1「ぎゃはははは~~それでよう、その時のそいつの顔がこぉ~んな顔してやったって」

男2「ぎゃはははは~」

 

 

盗賊のアジト

 

副長「で、こいつらをここに連れてきた、と……」

盗賊「仕方ないだろう?馬逃げちまったし、財宝は持って来ないといけないしさ。

   しばらく留守するからその準備もあるしさ~」

副長「一言いいか?」

盗賊「なんだ?」

副長「お前はバカか?猫を拾ってくるみたいにこんな素性も分からないヤツらをアジトに連れてきやがって。

   しかも、旅についていく?お子様の使いでも行くつもりか?」

 

魔法「あら?だいぶ嫌われてるみたいね?私達」

姫 「そりゃそうでしょう?人気の義賊様の秘密のアジトにきちゃってるんだから。」

 

副長「仮にもお前はウチのリーダーだぞ。その自覚あるのか?」

盗賊「わかってるよ。でもこんなつながり滅多にないだろ?恩を売っとくべきだとは思わないか?」

姫 「それ、私がいる前で言う?」

盗賊「あんたに惚れたってのは本当さ!!だが俺にも立場ってやつがあってな」

姫 「調子良いんだから。だいたい、私はお供なんていらないんだけど?

   国境まで連れて行ってくれないなら、お暇させてもらうわ。」

魔法「そうよね~もう行きましょ?」

姫 「○○、貴女も付いて来ないでいいのよ。巻き込む訳にはいかないし」

魔法「そんな冷たいこと言わないでしよ~旅は道連れ、世は情けっていうでしょ?」

姫 「……その道連れが邪魔だから城を抜け出したのに。」

魔法「なぁに?」

姫 「なんでもない。もういいでしょ?お邪魔したわね。」

副長「待て」

姫 「まだ用?」

副長「ここから外に出てもらうわけにはいかない」

姫 「どういうこと?」

副長「このバカが連れて来たとはいえ、アジトの場所を知られちまったんだ。

   はいそうですか。とは帰せない。」

姫 「大丈夫よ、私はここのことを言わない。だから貴方達も私のことを言わない。それでいいでしょ?」

副長「信用できない。悪いがあんた達にはしばらくここに居てもらう。」

姫 「嫌よ」

副長「嫌でもだ。」

姫 「じゃあ…力づくでも出て行かせてもらうわ」

副長「やれるなら、やってみろ」

盗賊「まぁまぁまぁ!!待てって〇〇。姫さんも待ってくれよ。

   ここは取引といこうぜ~

   姫さんは国境まで無事に送り届ける!!

   その代わり俺が姫さんに着いて行ってアジトのことを喋らないか監視する。

   これでいいだろう?」

姫 「良くない。」(同時)

副長「良くない。」(同時)

盗賊「それに俺はこの姫さんには負けちまったからさ~」

副長「どうせ女だからって手を抜いたんだろ」

姫 「あら?手を抜いてたの?」

盗賊「女相手に手は出せないさ」

姫 「そんなんで姫の護衛なんてできるの?」

盗賊「俺の腕を疑ってるのか?」

魔法「姫に負けるぐらいじゃ、足手まといになるじゃないっ!?」

 

   魔法使い踏み込む

   SE:風切り音

 

盗賊「うわっと!!あぶねぇ!!いきなり何するんだ!?」

魔法「私が貴方の腕を確かめてあ・げ・る!!アクセル。」

盗賊「魔法!!おわっと!!」

 

   SE:風切り音

 

魔法「あら、今の避けるなんて、やるわね~♪」

盗賊「身体強化魔法ってやつか!!」

魔法「じゃ、これならどう?」

 

   SE:金属音

 

盗賊「今度は隠し武器かよ!!あぶねぇ~な。」

魔法「乙女のたしなみよ」

盗賊「んなあぶねぇ乙女いねぇよ!!」

魔法「大丈夫よ、死なない程度にしとくからっ!?」

 

   SE:風切り音

   SE:刺さる音

 

副長「じゃれてんじゃねぇぞ」

魔法「あら?ヤキモチ?それとも貴方が相手してくれるの?」

副長「大人しくしてないなら、黙らすだけだ」

魔法「できるかしら?」

姫 「ちょっとあんた達やめな……」

盗賊「〇〇止めろ!!ナイフをしまえ」

副長「お前は黙ってろ」

盗賊「相手は女だぞ!!」

副長「だからなんだ?」

盗賊「俺達は女には手を出さない!?それが掟だ」

副長「邪魔なら黙らすだけだ。」

姫 「ちょっと……」

盗賊「掟を破る気か?」

副長「俺達を見捨てようとしてるやつが何を言う」

盗賊「見捨てるわけじゃない!!」

姫 「あんた達……」

魔法「あらら、仲間割れ?」

盗賊「黙れ」(同時)

副長「黙れ」(同時)

魔法「あら、まとめて相手してあげてもいいわよ」

副長「やれるならやってみろ」

姫 「いい加減にしなさい!!!!!」

 

   SE:爆発音

 

副長「風だと!?」

盗賊「うをっ!!」

魔法「よっと?」

 

   SE:水バシャン!!!×3

 

盗賊「冷たっ!!」

魔法「きゃあ」

副長「……はぁ?水?」

姫 「貴方達いい加減にしなさい!!私は貴方達が争うことを望んでおりません!!

   少しは頭を冷やしなさい!!」

魔法「はっ」

盗賊「はは……本当にお姫様みたいだな。」

姫 「一応王女なんだけど」

副長「何のつもりだ?」

姫 「あら?わからない?貴方利口そうなのに」

副長「あん?」

姫 「貴方達が無意味な争いをしてるから止めたのよ。まだ足りないって言うならもう一発水、かぶる?」

副長「ふざけてるのか?」

姫 「ふざけて無いわよ。ならこう言えばいい?今、貴方達3人は一度死んだのよ。」

副長「あん?」

姫 「さっきのが水爆弾じゃなく、普通の爆弾だったら?」

副長「んっ!!」

姫 「私の爆弾は頭を吹き飛ばすぐらいの威力はあるわよ。」

副長「………」

姫 「わかったのならよろしい。では一度死んだ貴方達に命じます。」

副長「命じる……だと?」

姫 「えぇ。貴方達の命、私が預かります。そして、今後お互い争うことを禁じます。良いですね!?」

魔法「ははぁ」

盗賊「わかったよ、姫様」

副長「………ふん。」

姫 「どこにいくつもり?」

副長「拭く物を取ってくる。誰かさんがずぶ濡れにしてくれたからな。」

 

   副長出て行く

   SE:ドア閉まる

 

魔法「あらら」

盗賊「気を悪くしないでくれ。あいつなりには納得してるはずなんだ。」

姫 「……ならいいけど。」

盗賊「あいつは元々貴族の出なんだ。だが、嵌められて没落したんだ。そこからは地獄だったらしい。」

 

※この後の展開

 □副長の昔話を聞く

  ↓

 □騎士達アジトに乗り込んでくる

  ↓

 2話終了!!!